「不正改造車を排除する運動」の紹介

近年の交通事故発生件数の増加及び自動車の排出ガス、騒音等による環境の悪化が深刻な社会問題となっています。

特に、暴走行為や過積載を目的とした不正改造車を排除するために、平成2年度から、官民一体となって「不正改造車を排除する運動」を全国的に実施しています。


【運動期間】
年間を通じて不正改造車の排除運動に努めていますが、毎年6月を運動の重点期間として実施しています。
【運動の実施機関】
国土交通省(旧運輸省)が実施主体となり、不正改造防止推進協議会(自動車関係31団体で構成)と共に、関係5府省庁(内閣府・警察庁・農林水産省・経済産業省・環境省)の後援並びに5機関(軽自動車検査協会・日本道路公団等)の協力を得て実施しています。

不正改造防止Q&A

A.自動車の前面ガラス及び運転者席・助手席の側面ガラスには、次に掲げる以外のものが貼付又は塗装されていてはいけないことになっています。

したがって、前面ガラス及び運転者席・助手席の側面ガラスには、貼付した状態で可視光線透過率が70%未満となる着色フィルムを貼付することはできません。

1.臨時検査合格標章
2.検査標章
3.保険標章、共済標章又は保険除外標章
4.道路交通法第51条第3項又は第63条第4項の標章(警察官が違法駐車車両又は故障車両に貼付する標章)
5.車室内に備える貼り付け式の後写鏡
6.前各号に掲げるもののほか、はり付けられ、又は塗装された状態で、可視光線透過率が70%以上であるもの
7.国土交通大臣又は運輸局長が指定したもの(定期点検ステッカー等)
【注意】すでに着色された窓ガラスに着色フィルムを貼付した場合は、ほとんどが可視光線透過率70%未満となるおそれがありますので、ご注意下さい。

A.自動車の制動灯、方向指示器等は、事故を防止するために、次のとおりそれぞれ灯光の色が定められています。
制動灯 赤色
方向指示器 橙色
尾灯 赤色
車幅灯 白色、淡黄色または橙色
後退灯 白色
前照灯 白色または淡黄色
前部霧灯 白色または淡黄色
番号灯 白色
後部反射器 赤色
※その他、取付け位置、明るさ等についても規定されています。
【注意】クリアレンズを装着している自動車については、規定された灯光の色を発光する着色バルフ等を使用する必要があります。また後部反射器についても反射光の色が赤色であることが必要です。

A.乗用自動車のエア・スボイラについては、他の交通の安全を確保するため「エア・スボイラの構造基準」が定められており、この基準に適合するものでなければ取り付けることはできません。
1.基準に適合しない(取り付けられない)もの

1. 最低地上高(地面との間の間げき)が基準以下となるもの(樹脂製のものを除く)。
2. 角部に外向きにとかった部分又は鋭い角があるもの。
3. 自動車の前部及び後部において、その最前端又は最後端となるもの。
ただし、バンパの下端より下方に備えているもので、所要の要件(R要件及び硬さ要件)に適合しているものは除きます。
4. 付近の車体の最外側(バンパの上端より下方にあるものにあっては車体の最外側)となるもの。
5. 側方への翼状のオーバー・ハング(ウイング)を備えているもの。ただし、次の場合を除きます。
6. 溶接(恒久的取り付け)、ボルト・ナット及び接着剤等(固定的取り付け)により車体等に確実に取り付けられていないもの。また、簡易的な方法で取り付けられているもの。
2.届け出(記載事項の変更、構造等変更検査)が必要なもの
バンパの下端より下方に備えているもので、所要の要件(R要件及び硬さ要件)に適合しているものであって、恒久的に取り付けられており、かつ一定範囲を超えるもの。
自動車検査証の記載事項の変更を行うとともに、必要に応じて構造等変更検査を受けなければなりません。
3.届け出(記載事項の変更、構造等変更検査)が不要なもの
1. バンパの下端より下方に備えているもので、所要の要件(R要件及び硬さ要件)に適合しているものであって、固定的に取り付けられているもの。
2.
バンパの下端より下方に備えているもので、所要の要件(R要件及び硬さ要件)に適合しているものであって、恒久的に取り付けられており、かつ一定範囲を超えないもの。

A排気管の開口方向は、歩行者や他の交通等に対する発散するガスによる被害を防止するために、左向き又は右向きに開口していてはいけません。

(左向き又は右向きの判断)
車両中心線を含む鉛直面に対して左向き又は右向きに30°を超えない傾きとして下さい。


A.自動車の前面ガラス及び運転者席・助手席の側面ガラスには、規定された以外のものが装着され、貼付され、又は刻印されてはいけないことになっています。

したがって、前面ガラス及び側面ガラス(運転者席より後方の部分を除く)に装飾板を装着することはできません(装着した状態で可視光線透過率が70%以上となるものは除きます)。

図1 装飾板装着の例

図2 装飾板装着による影響


A1.基準に適合しない(取付けられない)例

<容量の大きい荷台に乗せ換えている>

1 土砂、砂利等を運搬するダンプ車の荷台を容量の大きい荷台に乗せ換えているもの。

2 土砂、砂利等を運搬するダンプ車の荷台を下げ底にすると、積載量(容量)が増大するため認められません。

・当該自動車の最大積載量を当該荷台の容積で除した数値が1.5トン/立方メートル(小型車にあっては1.3トン/立方メートル)未満のもの。

<荷台に差し枠が取付けられている>

1 土砂等を運搬するダンプ車の荷台に差し枠を取付けているもの。

2 差し枠を取付けるための金具及び取付穴を有するもの。

<荷台の後あおりを高くしている>

1 土砂等を運搬するダンプ車の荷台の後あおりは側あおりと同じ高さでなければならない。

2 当該自動車の最大積載量を当該荷台の容積で除した数値が1.5トン/立方メートル(小型車にあっては1.3トン/立方メートル)未満のもの。

A2.自動車検査証の記載事項の変更及び構造等変更検査の手続きが必要な改造例

なお、改造自動車の取扱いの詳細については、最寄の運輸局・運輸支局・自動車検査登録事務所までお尋ねください。


A二輪自動車(使用過程車)の排出ガスの規制として、アイドリンク状態において
一酸化炭素(CO) 4.5%以下
炭素水素(HC) 4サイクル車2,000ppm以下
  2サイクル車7,800ppm以下

         

となっており、適用時期は

1、軽二輪自動車(126〜250cc以下)及び第一種原動機付自転車(50cc以下)
 (自動車の型式の頭に付される記号がBA−又はBB−の車)

新 型 車 平成10年10月1日から
継続生産車 平成11年9月1日から
輸 入 車 平成12年4月1日から

2、小型二輪自動車(251cc以上)及び第二種原動機付自転車(51〜125cc
 (自動車の型式の頭に付される記号がBC−又はBD−の車)

新 型 車 平成11年10月1日から
継続生産車 平成12年9月1日から
輸 入 車 平成13年4月1日から

となっております。

これらの二輪車には、触媒装置等の一酸化炭素等発散防止装置が取り付けられているものがあることから、これらの装置を取り外した場合などは不正改造となります。また、適切な点検整備を行うことが必要です。